庭にある大径木の枝で困っていませんか？
- 2019.03.20
古い家にある大きな木。堂々として風格がありますが、持ち主にとっては隣家の屋根にあたったり、葉や実を落とすので苦情がきたりして、なかなかに手を焼かされる存在だったりしますね。しかし、場あたり的に枝を落としてもすぐに伸びてきますし、大量に枝を落とすと木を弱らせ病気になってしまうこともあります。「迷惑だから」「見苦しいから」と安易に枝を切ってしまうのはやめましょう。
枝は間違ったところで切ってしまうと、「腐朽菌（キノコ類）」が木を腐らせて幹が空洞化したり、枯死や倒木のもとになります。これを防ぐには、幹と枝の構造を知ることが大切になります。ひとつポイントをお話すると、枝分かれした下側のちょっと膨らんでいる部分に注意すること。ここは幹の細胞が伸びている部分なので絶対に傷つけないでください。
また、作業にも注意が必要です。木は思ったよりも高さがあります。足場が傾斜している場合もあります。特に大径木の場合は10m、20mの高所作業となり大変危険ですので、やはり素人は手をださないほうが無難といえるでしょう。「枝払いは必要だけど枯らしたくない」「作業が危なそうだな」と思ったら、どうぞお気軽に羽島緑水園にご連絡ください。